2019年8月の道北自然観察日記です。
過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。
2019/08/13火
ムシトリナデシコ(撫子)
うちの庭に生えていたナデシコ科の花。サクラソウに似た形と色の花。よくみると、花の中央部に、冠のように逆だっている部分がある。(調べてみると、各花びらに2つずつついている鱗片だと書かれていた)。長い筒状のがくのところが後で種になるのかな。
ムシトリナデシコの最大の特徴は、茎の一部が茶色くなっていて、そこがベトベトしていること。触ってみたら確かにベタベタ。別に虫を獲って食べるわけではないらしいが、登ってくるのを防いでいるのだとか。
そんなに珍しくもなさそうな花かと思って放置していたけれど、調べてみると、おもしろいことがわかる。やっぱり自然観察は楽しいなと思った。
ハリエンジュ(ニセアカシア)
うちの近所はイヌエンジュばかりだったが、夜にコウモリ観察に出かけた付近で、別のマメ科の木を発見。枝に針があることからハリエンジュだとわかる。
葉っぱもイヌエンジュより丸みを帯びていて、ひとつの枝についている数がはるかに多い。豆もだいぶ違って赤みを帯びている。これもハリエンジュを見分けるポイントらしい。
ハリエンジュは繁殖力が強い要注意の外来種らしいので、うちの近所で在来種のイヌエンジュばかりしか見られないのは、喜んでいいことなのだと思う。
今日は自転車が修理中だったのと、夜はコウモリ観察に行ってきたのとで、あまり観察する時間はありませんでした。それでも面白い花について知れて楽しかったです。
コウモリ観察ではウサギコウモリを間近で見れました。この町には確認されているだけでコウモリが七種類くらいいるみたいです。でも、闇の中をエコーロケーションで飛んでいるので見ることはなかなか難しいみたいですね。貴重な体験でした。