2019年8月の道北自然観察日記です。
過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。
2019/08/11日
エゾノギシギシ(羊蹄)
観察したときはナガバギシギシだと思っていたけれど、帰ってから調べてみたら、エゾノギシギシだった。
スケッチの花の部分で、内部の球体が赤く、まわりの翼のようなところにギザギザした突起を描いたが、これがエゾノギシギシを見分けるポイントらしい。とすると花が咲いてなければ見分けにくいのかも。
ギシギシの花は、真っ赤の近い茶色に染まっている花(無印記ギシギシかナガバギシギシ?)、もっと薄く緑みがかっている花(アレチギシギシ?)、そして今回描いた黄色い花などが、あちこちに穂を立てていて、そのグラデーションがきれい。
国産のイタドリと違って、明らかな侵略的外来種で、あまり好ましくないのだけど、この晩夏の時期の風景を彩り豊かに賑わわせてくれる。イタドリやギシギシの花がこんなにきれいだとは、 北海道に来ないとわからなかった。
イヌエンジュ(二回目)
この前はイヌエンジュの豆を描いたが、今回は花が咲いていたのでまた描くことにした。ほとんどがまだつぼみで、下のほうから順に白い花が咲いていた。つぼみの上側がくるんとむけるようにして咲く。
同じ場所なのに、まだ全然咲いていない木と、すでに豆しか残っていない木があって不思議。雌雄同株らしいのに。
アイヌによると枝が異臭を放つというが枝を折ったり、樹皮をこすったりすると臭うらしい。こんど試してみよう。
前回のスケッチではあまり気にしていなかったが、一本の枝に対になっている葉の数も種類を見分けるヒントになるらしい。この木はスケッチのように4~5対くらいが多かった。3<イヌエンジュ<エンジュ<ハリエンジュ<11くらいだとか。
今日はもっと観察したかったのにモバイルバッテリーを持っていくのを忘れ、スマホも3DSも電池切れでほとんどできませんでした。持ち物がいろいろ多くて混乱するのでマインドマップで整理しないと。