2019年8月の道北自然観察日記です。
過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。
2019/08/10土
コボウズオトギリ?(弟切)
コボウズオトギリ? セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)だと思って書いていたが、帰宅して調べてみると花の形が違った。同系統なのは確か。
葉っぱは節で2枚ずつ向かい合って出ていて、重なり合わないよう、少しずつ方向がずれている。
夏に黄色い花が咲いていたが、その中央部の緑みを帯びたふくらみが、徐々に赤く色づいて実になっている。つやつやしてておいしそうだが食べるものではないらしい。
オトギリソウ、というと、切られた弟の血が飛び散った紫の斑点が有名だが、夕暮れ時に観察したかぎりではよくわからなかった。
今日はいきなり寒くなってあまり調子がよくなかったのと、日が暮れるのが早かったのとで一枚だけ。この前まで20時でも明るかったのに、18時には暗くなり、冬が近いのを感じました。
図書館で福岡イト子さんの「アイヌと植物」を見つけましたが、とてもおもしろい。自分の目指したい方向性は、図鑑みたいな学術的知識ではなく、この本みたいな民俗学的な物語や実用性についての知識だと思いました。
何ヶ月も前にも読もうとしたことがありましたが、当時は植物の名前が全然わからず、イメージもわきませんでした。
しかし今では目次の植物名の半分くらいは聞いたことがあって、1/4くらいは見た記憶がありました。おかげで、前よりもイメージがわき、楽しく読めそうです。
ところで、いつもの公園に夜に行ってみたら草刈りされてしまっていて、虫の音色が聞こえなくなってしまって落ち着きませんでした。
その近くの草だらけの空き地はいつもどおりで安心しました。自治体が草刈りしてくれるのはありがたいけれど、虫の音色のために残してほしくも思いました。
しかし、そのあとで夜道をサイクリングしていたら、なんの変哲もない道路の真ん中でクモの巣に激突。
この時期は空中をバルーニングで飛んでいるクモの巣に引っかかることがけっこうあります。でも今回は、500円玉より一回り大きいオニグモが乗ってきてさすがにびっくり。近くの柴を使ってふるい落としました。
虫に慣れたといっても(クモは虫じゃないけれど)、まだまだ怖がりなので、一概に草刈りされるのが良くないとも言い切れず複雑な気持ちになりました(笑)